感想・意見・コメント

 私は読書感想文が苦手だ。

 というのも、幾ど例外無くその内容について深堀して調べてしまうので、結果的に出来る流れが「これについて調べ、こう考えました」にしかならなくなってしまう。

 これでは感想文ではなく、小論文といった方が良い。自分なりに受け取ったテーマから調べ、考え、論じた「感想」とは呼べそうに無い何か。

 そして、そんな感想と並ぶのが「コメント」だと思っている。広辞苑によると

事件・問題などについて、解説や意見を述べること。評言。論評。「ノー‐―」

らしいが、現代のニュアンスを汲み取る限りは「情緒的な感想」の面が強い気がしている。辞書的に正しい意味で用いられているのはニュースメディアくらいでは無いだろうか、あと「ノーコメント」もか。

 故に「応援する対象に感想やコメントを送る」となると自分の思考や書き上げた文章を見直しては「これは感想じゃないな……」となり情緒や一人称視点を入れて修正を試みるのだが、大抵の場合それが叶わずお蔵入りになることが多い。参考資料付きのコメントなど、少なくとも私は見たことがない。

 ここで「私はこう解決しました」ということが書ければ良いのだが、良い策の一つも見つからないまま今もこうして考え続けている、という訳だ。

 ここにもコメントフォームは設置したのだが、こうして感想文の苦手な私が書いているのだからどのようなコメント、意見でも良いと思っている。参考URLや刷子名、引用だって付けても良い。

 人を見て、考え、実践を続ける内にいずれはこうした思考テーマにも答えは出るんだろうか。


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